2007年度(H19年度)の総括
平成9年に設立されました「生田緑地の雑木林を育てる会」の活動も、昨年9月で丸10年が経ちました。生田緑地を訪れた人々が、自然を愛し、雑木林に親しみを感じ、愛着を持ってもらえるような居心地のいい空間を維持する活動を、これからも続けていきたいと思います。
19年度前期は、ツツジ山へ園路に植栽されたツバキの伐採(3分の1)から始め、噴水広場上のアジサイ、ツツジを剪定しました。後期は、枡形6丁目のアジサイ剪定、ゴルフ場クラブハウスの車道を挟んだ大ツツジの刈込みと、生田緑地とはいえ、やや辺境のハードな作業が続きましたが、12月から注力した新エリア(押沼上部の竹林化が進行している雑木林)の保全・整備により、子供たちが縦横無尽に遊びまわるほどの見通しのよい明るい林が出現しました。
新たな試みとして、北部公園事務所(直営整備班)との協働作業(生田緑地の森と生き物便り15号)の実施や、市民部会の活動と共に実施した萌芽更新エリアの落葉かき(落葉溜の設置は北部公園事務所)、アズマネザサの移植が上げられます。
また有志の活動では、前年度新保全地区(ばら苑裏口に至る竹林雑木林)の整備仕上げ、恒例となった夏のドングリ山草刈り、また10月に開催された多摩区民祭への共同出展では、パネル展示と会員募集チラシを配布し、新たな仲間が増えるきっかけづくりが出来ました。
平成19年度の前期、後期の活動日数は22日(雨雪天中止3回)で、累計の参加者数は延べ235名に達しました(18年度は241名)。 尚、設立10周年を記念して揃いの作業ベストを製作、丈夫で目立つ色合いは、なかなかの出来と、自画自賛ですね。
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