2008年度(平成20年度)の総括
平成9年9月に設立されました「生田緑地の雑木林を育てる会」の活動も、12年目を迎えます。公園管理行政の組織変更、噴水広場の整備計画、青少年科学館の改築を控え、昨今の市の財政難から、先行き不透明な部分もありますが、育てる会としては、目の前にある豊かな自然空間を、公園として少しでも居心地のいい場所として楽しめるよう、いま出来うることを粛々と進めてまいりましょう。
菖蒲池上の藤棚
20年度は、つつじ山に始まりつつじ山に終わった感があります。新トイレ設置や、園路付け替えなど改修工事と併行して、花期はあまり考慮せず、思い切った強剪定や伐採を実施しました。 結果は見ての通り、広々とした空間と見通しを確保し、ここを楽しみに訪れる人々が着実に増えています。特筆すべき出来事は、「まごころ記念ベンチ」の寄贈。育てる会の財政も圧迫し、皆さんからの追加寄付を募ることとなりましたが、これまで何年も注力してきたつつじ山エリアに、希望通り寄付ベンチを設置できたことは、誠に喜ばしい限りですね。
まごころ記念ベンチ(どうぞのベンチ、緑と風とひとやすみ)
そのほか、昨年に引きつづき、直営整備班との協働(チェーンソーの実習、株立ちマテバシイの伐採)実施、H.22年開催予定の全国植樹祭(生田緑地はサテライト会場)の事前協力など、行政との協力信頼関係もより深まってきました。一方、新しい会員の獲得においては、いまひとつ良い結果を出すことができませんでした。
平成20年度の活動日数は25日で、累計の参加者数は延べ244名に達しました。
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